今目の前にある焼きたて熱々のパンを前に、ジレンマに苦しんでいます。
ああ、どうしよう。
地元でおいしいといわれるパン屋さんは色々あるのですが、うちの母親が一番好きだったのは、実家近くのスーパーのパン屋。
中でもそこのホテルブレッドが、毎朝の楽しみでした。
ところがそのスーパーが、近所の安売りスーパーの攻勢に破れて閉店して以降、母はここのホテルブレッドが食べたい、とことあるごとに言うようになりました。
そのために、かなり離れた遠くの系列店までわざわざ行ったこともありました。
そんなスーパーが、私の家から車で10分ほどの便のいい場所に開店したのは、ついこの間のこと。
私の朝食用のパンが切れたのは、今朝。
だったらそこに、母への土産がてら自分のパンを調達しにいこう! と思ったのが、さっき。
そして今目の前に、ホテルブレッドが一斤あります。
いや、それはいい。それを買いに行ったのだし。
だが、それがですね。
今、釜から出したばかりという、目茶苦茶焼きたてで、カリカリで、ほわほわで、凄まじくいい匂いを上げているホテルブレッドなんですわ。
ジレンマの中身は、ごく単純。
喰いたい。
すっごい美味そう。
これを熱いうちに、喰いたい。
こんなにも焼きたてのパンを食べられるチャンスなど、滅多にない。
だが、しかし。
昼御飯をしっかり食べ、空腹でもない今、食パンを食べてどうするんだお前。
目と口は食べたいと言っている。
胃は食うなといっている。
ああ、私はどうしたら。
悩んでいるうちに、パンはどんどん冷めていく……。
2008年06月25日
焼きたてパンのジレンマ
posted by Sae Shibazaki at 15:10| Comment(2)
| おいしい話
一口は……
だって、美味しそうなんだもん!
と開き直るでしょう。
^^;
こういう回答はだめですか?
翌朝、一口だけかじられている食パンを食べるというのもなあ……と。
結局理性を総動員して、手を着けませんでした。
翌朝トーストして食べましたが、それなりにおいしかったです。