2008年11月16日

東日本ほぼ一周途中下車の旅:1日目(2)

東日本ほぼ一周途中下車の旅の中で、ある意味最も内容が濃かった初日は、二分割です。
後半はライブ会場に向かってからのことなので、当然のごとくカメラがありません。
そしてまだ終わっていないツアーですので、ネタバレを避けるため、ライブ本体の詳細なレポートもいたしません。
しかしそれでも間違いなく長くなるのが確定であるほどの濃ゆかった初日後半、ここからスタートです。



今回のライブの会場は、新潟LOTS。
FM新潟の社屋内にあるというライブハウススペースです。当然のごとくオールスタンディングです。
オールスタンディングということは、平素気にしなくていい注意点が沢山あるということです。
前回ツアーのZepp Sendaiで人生初オールスタンディングを経験した結果、色々賢くなりました。
そして今回もまた、前回と同じ問題に直面しました。


どうして私がオールスタンディングに行くのは、いつも凍える季節なのかな。
コート着ないと整列の時凍えるのに、コート預ける場所がないのはどうしたらいいんだろう。


Zepp Sendaiは整理番号1000番台でロッカーが800あったけど、新潟LOTSはロッカー台数150、それに対して私の整理番号は600を越えているんだぜ。
しかもその日の夜は、雷雨の予報が出ているんだぜ。
整列中に携帯で知ったのだが、実はその夜大雨洪水注意報が出ていたんだぜ。
傘をどうしたらいいというんだぜ。
荷物はホテルにおいて行けるから、ぎりぎりまで減らせる。
でもこれらはどうにもならないんだぜ。どうしたらいいんだぜ。
ただの旅行だったら、ここで風邪を引いてもいい。でも今回の旅の主目的は、このライブじゃなくて友人の結婚式だぜ。
体調を崩すわけには、絶対いかないんだぜ。


ネットでこの悩みについて散々検索して、他のライブに出かけた方のレポートを読ませていただいたので、私もここに記しておきます。
これから新潟LOTSのライブに行かれる方の一助になれば。
主催者が用意する簡易クロークは、500円を払ってビニール袋をもらい、その中に荷物を入れて預ける形。
なんと荷物の保管場所は、外です。
(ただ当日はやはり雨になったので、FM新潟の玄関とどなたかの車内に保管されていましたが)
その日は入場はおろか、整列の大分前にクローク受付開始になりました。

つまり早くにコートを預けてしまうと、凍えることになる。
しかし保管場所の許容限度を越えると締切になるらしいので、ここら辺は賭だ。
その結果、今回の入場待ちの整列は、例えようもなく寒々しい光景になったわけです。
気持ちは判るんだが、10月31日の新潟で、Tシャツやポロシャツ1枚はあまりにも気の毒だし目に毒だ。

そんな私が荷物を預けたのは整列の30分前ですが、それは実質入場の1時間半前でして。
それでも結構もったのは、私が東北人で寒さの耐性があったことと、Tシャツの上にさらにシャツを着ていた(で、ライブ中に暑くなった時に脱いで腰に巻いた。今回はそれができると踏んだ)おかげと、入場待ちにあんな出来事があったからだろうなあ。

新潟LOTSのキャパシティーは700。
私の整理番号は600番台の始め。
ということは、後ろに100人弱がいるのか、と思っていた。
整列時に係の兄さんがこう呼ばわる。

「500から650までの方は、こちらに並んでください〜」

ということは、今日の最後尾は650?
そう思いながら、その列の後ろの方の方に声をかける。
こういう整列時に、お互い声を掛け合うのは基本です。

最初に声をかけた方は、私の後ろでした。
次に声をかけた方は、私の前でした。
「私らここら辺ですね」と声を掛け合った後、やってきた方は、この三人のちょっと前でした。


後ろに誰も来ません。


なんか嫌な予感がするんですが。
その後、次々人が来ます。
しかしその人たちが、ことごとく500番代。
600番代が、来ません。
そうして開場時間が来ました。



後ろに誰もいません。



ここで4人、いい加減気づきました。


自分たちが最後尾だと。


こういう状況に置かれてみて、初めて判った。
自虐を分かち合う相手がいるというのは、楽しいものだ。
その場の勢いで「最後尾の会」が結成され、会場に入れるまで4人でしゃべり倒してしまった。
「6●0番台までしかないなら、650までの方なんて言うなー」
「最後尾だったら、ずっと並んでいる必要なんてあるのかー」
「列離れていたって同じじゃないかー」
愚痴さえも、この人数がいれば明るい。
名前も知らない。
どこから来たのかも聞かなかった。
でも揃いも揃って地元ではない、遠征慣れした同年代の兄さん姉さんたちとお見受けしました。
初対面ではありますが、話すネタがつきません。
とうとうぽつぽつと降り始めた雨に「横浜二日目、いました?」と聞いたら、全員「いた」と答える辺りが強者です。
そして同時に「ああっ……」と呻くだけで、お互い通じ合ってしまう辺りが強烈です、伝説のゲリラ豪雨・横浜二日目。

「場所はどちら? 私はスタンドでしたけど」
「スタンド」
「スタンド」
「アリーナ」
おおっ。
「スタンドは滝でしたけど、アリーナってあの時どうなってました?」
「足首まで水上がりました。椅子の下の荷物は水没です」


……涙なくしては聞けない。


何にしても、入場までの1時間半、寒空の下でも苦にならなかったのは、皆さんがいらしたからです。
あの時の皆さんがここに辿り着くとは思いませんが、あの時のブービー番は楽しい一時を過ごせたことを、心から感謝しております。
ありがとうございました。

そうして入りましたホール内。
しばらくたって係のお兄さんが叫びます。


「これからどんどん後の方が入ってきますので、もっと前に詰めてください!」


私たちよりも後がいるというのなら、どんどん連れてきやがれ!(by最後尾の会)


当然、私たちより後の方たちがいるわけもなく。
700のキャパで600ちょいしかいないんだから、当然後部には大変ゆとりあるスペースがあります。
飛べます踊れます跳ねれます回れます。
いっそ四回転ターンとか決められそうです。
そしてそんなに後ろであってもステージは近く、身長155センチの私ですら苦もなく見れるほどステージは高い。


最後尾いい。
ここ、最前列じゃなければ、最後尾でいい。
ぎゅうぎゅうなって揉まれて消耗するより、ずっとこっちがいい。
それから二時間は、とても楽でゆったりとして、そして底抜けに楽しい時間でした。

というか、腹がよじれました。
あのー、兄さんたち、どうしてファンに感謝を表すためのイベントで、来場者全員を抱腹絶倒させなければならんのだ。
そのネタが全部通じるのは、30代以上だけだぞ。
この34歳の方たち、どこまで10代置き去りなんだいいぞもっとやれ。
先に書いた通り詳細は書きませんが、もしここをごらんの方で次回以降のライブに参戦予定の方がいらしたら。
こんなことにご注意ください。
(以下、興味のある方のみごらんください)

〈これ以降のFCUW3を行かれる方へ〉
・真ん中に立っている人と右に立っている人の、どちらかがとても好きな方は、それぞれの立ち位置の方に行ってください。
逆の位置にいると、多分後悔します。
・カメラは持ち込めませんが、カメラ付携帯電話は必ず持っていきましょう。ホテルや家に置いていくと、絶対後悔します。


〈次回ツアーへ行かれる方へ〉
・今回のツアーでの決定事項は、「言うなーーーっっ!」でした。
やはり総員絶叫方向です。これに乗り遅れると、多分かなり寂しい。



そんなライブがはねた後は、天気予想通りの雷雨でした。
場所の都合とはいえ、荷物受け渡し場所が土砂降りの中というのは、悲しいというか辛いというかたまらないというか。
何とか荷物を受け取って、コート出して傘出して帰りますよ。
時刻は夜十時。
夕御飯がっつり食べるにはいささか遅く、おやつのワッフルのおかげで空腹でしょうがない、というわけでもない。
帰り道にファーストフードやファミレスもありましたけど、新潟まで来てそれはないでしょう?
そしてあの横浜で学んだ。
ライブの興奮を抱えてホテルに帰っても、まず眠れない。
(横浜が異常事態すぎた、という説もありますが)
というわけで。

飲んで帰るぞ。

幸いなことに、ホテルの周辺には居酒屋さんから焼鳥屋さん、小料理屋さんまで、小ぎれいなところから大衆的なところまで、程よく揃っています。
迷っていたところ、ウインドウに主要メニューを出しているお店を見つけました。
飛び込みの客には、こういう気遣いがとっても嬉しい。
2合で800円からというとお値段も嬉しいのに、聞いたら1合からOKというではないですか。
秋田で飲んでるからよく判る。地酒1合400円からって、相当安い。
八海山にしようか、それとも頑張って久保田にしようかとも思いましたが、ここはなじみ深い村上の酒、〆張鶴で。
おつまみは迷った挙句、だらみ鍋。
秋田ではタラの白子を「だだみ」といいますが、新潟では「だらみ」というよう。
わくわくしつつ待つことしばし、出てきた鍋にちょっとびっくり。
豆腐とタラの白子の鍋、と書いていましたが、醤油仕立てとは思わなんだ。
秋田ではちょっと見ない味付けです。
(秋田でだだみを食べる時は、ポン酢か味噌汁なので)
しかし、ふわふわとろとろのだだみと豆腐とネギ、ちょっと振ってある七味がぴりりとして。
もうたまりません。
締めにタラコ茶漬けをいただけば、お腹もちょうどいい加減です。
とってもおいしかったです、ごちそうさまでした。
新潟に来た時には、また飲みに来ます。
あのライブハウスが大好きな人たちがあそこの小屋に来ることになったら、仙台ではなく必ずこっちに来ますから。
今回の旅行で、ホテルといい、駅前にいい足場ができました。

ほろ酔い加減で眠りにつけば、何か色々と愉快な夢を見ますが、それはそれで一興。
しっかりと休んで、明日は今回の行程で唯一の在来線移動。
燕三条です。
posted by Sae Shibazaki at 21:50| Comment(0) | 旅行
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