2008年11月26日

東日本ほぼ一周途中下車の旅:最終日

いい加減旅行記を終わらせなさい! と心優しくも厳しいE氏に毎日のように叱咤激励されている柴崎ですこんにちは。
昨晩はブログメンテナンスに行き当たってしまい、志半ばで果てました。
黄色バッグの、デザインがおかしくなってしまった画面をご覧になってしまった方、申し訳ございませんでした。
現在は復旧しておりますので、昨日の分は改めて読んでいただけるとありがたく存じます。
さて、それでは始めたいと思います最終日。
この日が最も撮影した写真が多い一日ですので、かなり重くなります。どうぞご了承の上、ご覧ください。



.昨夜のお宿は、結婚式の式場でした。
大浴場もあって(ご多分に洩れずコミコミでしたが。日取りがよかったため、この日この式場4、5組結婚式があったのですよ)大変いいお宿だったのですが、一つ難点が。
これ、今まで泊まった多くのホテルにも言いたい。

あの、部屋に毛布を置いてもらえないものか。

あのボックススタイルのベッドメーキングは、この時期空調を切ると寒い。
でも空調を入れると、暑い。
旅行に出ていつも苦しむのが、このホテルの部屋の温度と寝具の調整で、これで私は何度も風邪を引いている。
(これの最大の被害は、初めての一人旅だった大学受験で……風邪で朦朧とした状態で二次試験受けて、見事に落ちた)
初日の新潟は、部屋に毛布がストックされてて狂喜。
二日目の三条は、かなり気をつけて温度設定をして事なきを得たのですが。
この三日の東京で、やってしまった。

くしゃみと洟をかむ音で同室の友人を起こしてしまうほど、鼻風邪。

ここで風邪薬を飲まなければならなかったのが、この日の最大の不運。
疲れがいい感じにたまっているところに、風邪薬の酩酊が乗るとどうなるのかというと。
いい感じに無気力になります。
そんなけだるい状態で行ったところが、今思えば間違っていた。

subway.jpgこれだもの。

いや、この展覧会については後述しますが、大変に素晴らしいものでした。
しかし、田舎者は祝日の上野なんか行っちゃいかん
しかも気力と体力が伴わない時になぞ、ましてやいかん。

上野駅にある、各施設の入場券売場は長蛇の列。
一番人気だろう東京都美術館のフェルメール展は入場制限40分待ち。
改札からごった返す人の波にかなり怯みましたが、せっかくここまで来たのです。引き返すわけには参りません。

目的地は、国立科学博物館。
人込みを避けて、横道を歩いていくと、何やら面白いものが見えてきました。
なんだこれ。

rocket01.jpg
まごうことなくロケットです。












rocket02.jpgへえ。
レプリカとかではなく、実機ですか、これ。
あさりよしとおの科学漫画を愛読している身としては、ロケットは大好物です。
喜び勇んで写真を沢山取ったところ、平均的三歳である甥にSLの写真と共に大喜びされたのは後日談ですが、このせいで甥は保育園でお友達と大喧嘩をすることになったのでした。


甥「ロケットに人は乗らない!」
友「ロケットは人が乗るものだよ!」


お父さんお母さんおばちゃん保母さん一同大弱り。
ど、どっちも間違ってないんだよ、どう三歳たちに納得させたものか……。

閑話休題。
そんなロケットを通りすぎて、いよいよ科学博物館へ。
が、この案内に驚く。

guidance.jpg写真撮影、可!
そいつは豪気だ!











radioguid.jpgもう音声ガイド貸出口でさえ、この手の込みよう。
いやが上にも期待が増します。

そして結論。


祝日に来るんじゃなかった……。


なんだこの会場内牛歩は!


展示内容は素晴らしかったです、科学的にももやしもん的にも。
手が込んでて、判りやすくて、遊び心が満載で。
ただ、展示内容がよすぎるほどに、悲しいほど前に進まん。
こ、このペースで見ていったら、私は今日帰りそこなう! とばかりに、とっても駆け足での見学となりました。
誘導のお姉さんが言う通り、奥のキノコの展示の方は、大分空いてましたけど、やっぱり手前の菌の展示も、もっとゆっくり見たかったなー。

それでももやしもんの原画の展示や、グッズの販売もあって、大変楽しかったです。
面白い写真も沢山撮れたので、秋田にいる同好の士にいいお土産ができました。
まだ開会中の展覧会ですので、ここにアップすることはしませんが、科学館のスタッフだけではなく作者の遊び心も満載でした。
私は宝探し、全部は果たせなかったなー。全部でどれくらいあったんだろう、石川先生の落書き。

駆け足の特別展示を抜ければ、科学博物館の常設展示スペースに入ります。
以前来た時は改装中で見られなかったものが、一同勢ぞろい目白押しで、私を待ち構えております。
が。


力尽きました。


祝日の上野で戦うには、あまりも体力がなかった。
ここであえなく撤退です。
でも今思えば、せめて恐竜の骨と、ニホンオオカミの剥製だけは見ておくべきだったと後悔。
心に固くリベンジを誓って、東京駅へと向かいます。
いよいよ、最終目的地・仙台へ。
え? 上野にいるのに、東北新幹線に乗るのに、どうして東京駅に戻ったのかって?
3連休の最終日の新幹線自由席が、上野で空いているわけがないじゃないですか。


yamabiko.jpg「とき」に続きまして、新幹線「やまびこ」
先日読んだ故河合隼雄氏の本の下りを思い出します。

山彦と木霊の違いがわかるか、と。
判らないと仰る人に、先生の解答。
「叫んでみて、東から返ってくるのがやまびこで、西から返ってくるのがこだまです。東京駅に行ってみると判ります」


ちなみに「この世にはひかりより早いものがある」そうです。
答えは勿論「のぞみ」
その理由は、ひかりは太陽からやってくるまでにそれなりの時間がかかるが、のぞみは望んだ瞬間にもう心にあるからですって。

……なんというか、その、惜しい方を亡くした。

sendai-st.jpgというわけで、東から現れる(正しくは北じゃねえか、と東北人は思うんですが)やまびこで、到着しました仙台駅。
やっぱり落ち着く第2の故郷、この旅はどこに行ってもアウェーというか全力おのぼりさんでしたが、仙台だけは違うぜ。ばりばりホームだぜ、という気持ちで、まずはお買い物。
なじみのお茶屋さんで入荷したばかりの夏茶と、思い立ってカレースパイスを。
祝日だけあって、隠れた名店はお客さんでいっぱい。
お水代わりにこの店が出している、紅茶を薄く出した紅茶水をありがたくいただいて、店を後にします。
馴染みのケーキ屋さんも何軒かのぞいてみたけれど、とても混んでいるし、お昼ご飯が新幹線の中で2時に食べたおにぎり(by大丸)で、5時に夕食食べないといけない以上、そんなにお腹に余裕はないよね。
でも時間中途半端に余っちゃったなー、お土産買いつつ新しくできたパルコでもぐるっとするかー、と思っていたら、この時世です。
アーケード街に面した道路で、某党党首の演説会のお知らせが叫ばれておりました。

「仙台駅前の空洞化について、皆様で考えましょう!」

この言葉に切れかける東北五県民、挙手!
少なくとも秋田県民は100人中100人切れると断言できるぞ。
仙台駅前で空洞なら、秋田なんぞ全県においてゴーストタウンだわっ! ドーナッツですらないわっ!
無論上には上がいるということは判っておりますが、下には下がいるのもまた現実なのよ。
そこら辺に、思わずため息と憤りが止まりませんが、このへろへろな自分にもいかんともしがたく。

Bekogyu-tan.jpg取りあえず、牛タン食べて落ち着こうね自分。
今回の牛タンはお馴染み「べこ政宗」さんの、塩みそハーフ焼き定食。牛タンは塩が基本ですが、個人的に仙台味噌につけ込んだ味噌タンも捨てがたい。
よってどっちも食べたい時は、ここに決まり。
お腹に麦ご飯を一杯詰め込めば、もはや体力的に限界です。
予定より一本早いバスに変更して、一路秋田へ。
結果として、バスの発車時刻二分前に駆け込むという事態になり、他のお客様にご迷惑をおかけしたことを、この場を借りて陳謝するとして。
かくして何とか無事に、東日本ほぼ一周途中下車の旅は完了したのでした。

やはり最後はへろへろにはなりましたけど。
一番最初に書きましたように、若い衆には「無理だ無謀だ無茶だ」と言われましたけど、なんだかんだで結構いけるものです。
ただ今回は強行軍だったため、あちこちに未練と後悔を残しています。
新潟ももっとあちこち見たかったし、国立科学博物館は絶対リベンジしたい。
ガソリンも値下がりしてきたし、春が来たら遠くに行きたいものです。
そう春が来たら。

まずは10thライブサーキットだよね。
あちらこちらからいらっしゃるお客人を迎えての、仙台リベンジ。

まだあちこちふらふら放浪する日々は続きそうです。

これにて一ヶ月もかかった旅行記も完結です。
お付き合いくださいまして皆様に、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

posted by Sae Shibazaki at 21:10| Comment(0) | 旅行
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