2009年05月07日

心は空を裂く号令を聞いた(1)

ずいぶんと遅くなってしまいましたが、改装も終了しましたので一気に書き上げたいと思います旅行記。
タイトルから察せられるように、またライブです。
あの人たちのライブです。
会場は仙台市体育館。
一応隣県です。ホームベースです。近いです。高速バスは一日10便です。新幹線を使えば、ライブが終わった後に帰ってくることさえ可能です。
でも2泊3日。
仙台なのに2泊3日。
つまりは。

ライブ以外に、この人はどこかへ行ったんだなと。

そんな狂瀾怒濤で不思議なほどまったりとした旅行の一部始終。
興味がおありの方はお付き合いください。


いつもライブは一人で行く柴崎ですが、今回は同行してくださる方がおりました。
RさんとTさんです。
前サイトからお越しの方は、ご存知ではないかと思われるRさんとTさんです。
どうしてこの三人になったのか、という経緯は割愛しますが、それぞればらばらの方向に住んでいます。
よって現地集合現地解散です。途中で合流しようもありません。

その中でも、一番遠方なのがRさん。
新幹線を乗り継いでやってこられます。
ですからTさんと私は、Rさんの到着を仙台駅で出迎える気満々でおりました。
が。

「到着は10:08ですv」

ちょ、Rさん、どういうことですか。
高速バスの私が始発に乗っても、着時刻10:30なんですが。

一応秋田は、宮城の隣県なんですが。

フ、フル規格新幹線って、早いのね。(泣きぬれる)
こまちに乗って仙台に行っても、劇的に早くもならないのにね。(泣き崩れる)
どうして高速バスだと3時間20分で往復7200円なのに、こまちだと2時間40分で往復24440円なのかしら。
早いっちゃ早いですけど、40分短縮のためにこの金額は払えん。
(えと、一応は補足しますが、Rさんはこの時間につくため、私より早く出てこられたのも事実です)

まあそんな脱線はともかくとして、始発の高速バスに乗ります朝7時のバスターミナル。
平日ならば学生で混み合いましょうが、日曜の朝なんて静かなもの。
だと、思ったら。

「福島桜紀行にご出発のお客様!」
「みやぎ桜名所巡りにご参加のお客様!」
「ミステリーツアーにご参加のお客様!」

同時出発のようで、客を違うバスに乗せないよう必死なY旅行添乗員さん一同。
次々乗り入れてくる観光バス。
その中なぜか混じってしまった定期高速バス(仙台行き)
そしてどのバスに乗っていいか判らないおじちゃんおばちゃん多数。


なんだろうな、このけたたましさは。


朝日が燦々と降り注ぐ素敵な朝。
桜見物に向かう人たちと。
それぞれの目的で仙台に行く普通の人たちと。
どこに行くか自分でも判らない人たちと。
ぶっちゃけカオスです。

そんなこんなで仙台。懸念された高速道路1000円による渋滞もなく、時刻通り着きましたよ仙台。
ホテルにまずは荷物を預けて、先に着いてるはずのお二人との待ち合わせ場所に向かう予定。
おはよーございます、荷物預けに来ました、とホテルのドアをくぐったら。
先客お二人と目が合いますよ。

3秒ほどの間。


「「「あ」」」


この後待ち合わせすべきRさんとTさんじゃないですか。
何というタイミングですか。
本当は11時の待ち合わせで、その後ゆるゆると11時開店の店に行くはずが、10時半に出会ってしまいました。
微妙に時間も潰しがたく、思わず開店15分前に店に着いてしまう一同。
何ということでしょう。入念な計画なんて、大体こんなものです。

その目的のお店は「book cafe火星の庭」さん。
古本屋とカフェが一緒になっているお店で、早めのお昼ご飯兼古本漁り。
普段なら写真に撮るところなんですが、今日はこのままライブ会場に出かけるので、カメラはホテルに置いてきています。
玄米入りご飯のタコライスとココナッツカレーをおいしくいただきながら、この面子が集えば当然話題になるだろう最近日曜の諸々だとか、自分たちの近況についてなど、会話が弾みます。
無論本屋さんですから、本もがっつり見ました。子どもの頃見た、児童向けのお菓子の本が素敵な値段になっていて、Tさんと二人感慨深くなってみたり。
そういうわけで。

お店を出たのが、3時でした。

全力でまったりです。
旅のスタートから、全力過ぎるほどまったりです。

本日のライブは4時開場、5時開演。
今回はスタンディングではなく指定席ですから、開演時間に行かなければならない、ということもありません。
ただ物販で色々と買いたいものがあったんですね。
ええ、タオルとかタオルとかタオルとか。
物販を甘く見て痛い目に遭ったのが、それこそRさんとご一緒した横浜二日目ですし。
前回の仙台だって、物販に軽く30分は並んでいるし。
そんなわけでおやつを調達してから、向かった会場。
あまりの便の悪さに泣きたかった8回目ツアーと違い、地下鉄で一本です。30分もかかりません。
やはり交通至便のところはいい、と感涙にむせんでいたら。

物販に、客が全然いなかった。

なんというかその。
どうして私はこう、タオルに振り回されるのかな。
タオルは振り回すものじゃないのか。(普通は違います)

そんなタオルを振り回すことが確定のライブ。
10回目、10周年記念のツアーにふさわしく、大がかりなものでした。
開演前、ないないと首をひねっていた大型スクリーンは、実はステージの背面全部でした。
上から下まで、全部。
その曲ごとの背景がまあ、今回は凝りに凝っていた。
プロローグ、そして一曲目。
見事に巨大で美麗な月が上がった瞬間始まったのが『今宵、月が見えずとも』
一曲目からこれですか!
次いで横浜で号泣した『ギフト』
ちょっと、もうこの曲ですか。
3曲目でライブでのみ聞き慣れたドラムビートに、むしろ驚愕。
ちょっとちょっと待て、ここで『メリッサ』やっちゃったら、序盤でこの3曲やっちゃったら、このライブ終盤で何やるんですか!

と思ったのは、まだまだ序の口でした。
聞くは天国歌うは地獄のセットリストの恐ろしさに気づき始めたのは、6曲目『サウダージ』
……歌い方が、いつもと違う。
こんな風に一音一音を全力で声出すようにして歌ったら、あの難曲はしんどい。というか他の人間じゃ絶対口が回らない。
なのに、そんなしんどい歌い方をするって事は……こうしないと、声が出ないのか。
それなのに『アポロ』もやるですか?
聞いているだけでは自覚しませんが、カラオケで歌ってみると息継ぎの場所がなくて意外としんどい『ハネウマライダー』は、総員がタオル用意してきているんだから、当然やるんだよね。
そんな状態で、『アゲハ蝶』も『ミュージック・アワー』ももうやっちゃうんですか?
こんな時間で『Century Lovers』も終わっちゃうんですよね。

ということは、終盤には、あれしか残ってないよ、あれしか。
『サウダージ』と並び立つ難曲『ネオメロドラマティック』しか……。
あれ、凄い好きですけど。
ライブでやってくれるの、もう物凄く嬉しいけど。
アポロとサウダージとネオメロ揃って3時間超えたら、歌う人間死ぬと思う……。

それにしたって、10年分のシングルほぼ総ざらえ(前回のロマポルと足したら、やっていないの音森渦黄昏ラックくらいかなあ。いつか生でラックが聞きたいが、もう無理かな……)と、超がつくレアとの二段構成だなんて、涙が出そうだ。
まさか今になって『月飼い』と『ダイアリー00/08/26』が生で聞けるなんて。
実際泣くところ、でしたが。

ラストにとうとう復活した『ジレンマ』で、右の人に政宗公のコスプレして出てこられた日にゃ、泣いてる場合じゃないだろう。

最後のご挨拶で「余は満足じゃ」まで言ってのけたお人に、思わず「殿ーーーっ!」と声援を送ってしまったことには、だが私は謝らない。

とにかくてんこ盛りで、跳ねまくって、毎度恒例ぐだくだトークがとうとう相方を巻き込んでの漫才となり、全力で楽しいライブでしたが、ただ一つだけしんみりと納得したことがありました。
やっぱり、私が3年前感じたことは気のせいじゃなかったのね、と。
あの時やっぱり、やばかったのね……。
それでもそこを越えて今があって、私もそこを越えて今があって、残りの人生が残り少なくとも、それでもまだ先があるんだよなと思います。

さてさて、そんなライブを終えて、さくっと仙台駅前に帰って夕御飯ですよ。
3時間オーバーのライブでも、9時前に帰れて嬉しいです。
ここで普通のライブであれば、ゆっくりお酒など飲みながらライブの感想など話したりするのでしょうが、同行お二人がお酒を飲まない方なのと、何より明日が早起きなので、さくっと食べてさくっとホテルに帰って速攻寝ますぞ!

shinsuke.jpgというわけで、牛タンです。
取りあえず仙台に来たら一食はお約束です。
今回のお店は、Tさんの上司ご推薦の「味の牛たん 真助」さん。
私も初めて入りましたが、ほどよい塩加減の厚牛タンがたまりません。

一同無言で、ひたすら食べることに専念します。
後で聞いたところによると、この辺りからRさんは記憶がなかったらしいです。
そしてホテルに戻って、初めのほほんラスト3時間だけ超ハードという初日が終わったのでした。

そして翌日は、朝7時集合。
ライブよりももっとハードな一日が幕を開けるのです。
posted by Sae Shibazaki at 22:35| Comment(0) | 旅行
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