2006年05月31日

おいしくいただきますとも

昨日職場のおじ様から、立派なミズを一抱えもいただきました。
やたっ。
貝焼き食べるっ!
実家から山椒摘んできて、たたきにするっ!
(柴崎家には、この料理に使うためだけに山椒の木が植えてあり、実家の建て替えをする際も、この木を避けて庭をデザインした)
それでもあまりそうだから、浅漬けにしようかな。

ワラビとミズを食べている時、しみじみ秋田県に生まれて幸せだったと思うのだけれども、他県の方はワラビは食べてもミズは食べないのかな。
興味ある方は、下記URLを。こういう山菜です。

ttp://www.pref.akita.jp/fpd/shokubunka/shoku-02-2.htm

私は食べることも大好きだし、おいしいものを作るのも好きだ。
そのことが書く小説にも現れていて、どの小説でも大抵重要なシーンで食べ物を出してしまう。
前サイトでは「朝食のフルコース」とか杏仁豆腐だったし、『天を渡る風』のあのシリーズではお菓子造りが上手な兄さんがいて、彼が出てくる時は必ず何かお菓子を作るのがメンバーの不文律(しかも一度作ったお菓子は、二度は出さない)だった。
過分にも読んだ方に「おいしそう!」「食べたい!」というお言葉をもらったこともあるし、実際にそれを読んだ方に「作った!」とご報告いただいたこともあるのだけれども。
もし私の食べ物の描写がうまいのだとすれば、それは書いた私が「楽しい」からなのだと思う。

今回の更新箇所は、まさにその集大成といえる場所で。
あの料理勝負の下りは、書いてて本当に楽しかった。
……この上なく重たいあの話の中で、唯一無二といっていいほど、楽しい場所だった。
(重たかったり痛かったりするシーンは、書きたいから書いてるのだけど、楽しいということとは別問題だからねえ)
あれ読んで「フライドポテト食いたい!」とか「バニラアイスっ!」と思ってもらえることがあれば、書き手としてはこれ以上に楽しいことはないなと思ってます。

そんなことを思いながら、ミズの皮むきをしました。
そうです、あれは皮むきしないと食べられないんですよ。



二時間半、かかりました。



明日こそ、おいしくいただきます……。
posted by Sae Shibazaki at 00:00| Comment(0) | 小説執筆
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