2020年11月06日

『それでも朝日は昇る』再録本受注開始しました

かねてよりご案内しておりました『それでも朝日は昇る』の再録本を、boothにて受注開始いたしました。
詳細・注文はこちらよりお願いいたします。

11/27までの受注生産です。

今回の本はなにせ一冊単価が高い上に、4冊セットという代物なので、私自身が複数在庫を持つことができません。
本当に受注分しか印刷所さんへは発注しません。
そして再販はある程度の要望があれば可能ですが、後日に集まるとはあまり考えられないので、多分今回一回きりの印刷になるのではないかと思っています。
この本を印刷したら、このサイトや外部サイト様からあの作品を下ろすということは考えていませんが、紙媒体でほしいという方は、ぜひ期日までの注文をお願いいたします。

とはいえ、安くないお値段ですからね。
その値段に見合う本にしなければです。
最初の締切に向けて全力で頑張ります。
posted by Sae Shibazaki at 17:26| Comment(0) | 日記

2019年12月30日

年末のご挨拶

このエントリを書けるの、本当に何年ぶりだろう。

一日早いですが、年末のご挨拶を申し上げます。
本年度も当サイトをご愛顧くださいまして、ありがとうございました。
いや、本当に、本当にありがとうございました。
7年間も、忘れずにいてくださったこと。
そうしてまたおつきくださいましたこと。
感想やコメント、拍手を贈ってくださいましたこと。
感謝してもしたりないと思っています。

最近、よく考えることがあります。


「私の作品のキャラクターたち、カイルワーンやアイラシェール、カティスやマリーシアやその他沢山の子たちは、この世に存在していることになるだろうか?」と。

勿論、実在はしていません。
けれども彼らは「架空の人物」として、この世に存在はしているだろうか。

たとえば「シャーロック・ホームズ」
彼については「アーサー・コナン・ドイルによって創作された、架空の人物」という共通の認識を、世界中の人たちが持っている。

シャーロック・ホームズは実在していないけれども、「架空の人物」として世界中の人たちに認識されている。
である以上、ホームズは「架空の人物」としてこの世界に存在している。
それは疑いようがない。

ではその共通認識は、なぜ存在するのか。
それは、沢山の人がホームズを読んだからだ。

小説の登場人物は、作者に書かれただけでは、この世に存在することにはならない。
読者に読んでもらい、その存在を認識してもらって初めて、この世に存在することになるんだ。

だとしたら。
アイラシェールやカイルワーンは。
私の描いた作品たちの登場人物たちは。


皆さんに読んでもらえたことで「この世に存在するもの」になった。
そして皆さんが彼らを覚えていてくださっている間は、この世界に「架空の人物」として存在していることになる。


だから今、しみじみと思うんです。
ああ果報だ、と。


私の大好きなあの子たちを、この世に存在するものにしてくれて、ありがとう。


どうぞ来年も、当サイトとうちの子たちをよろしくお願いいたします。

更新の頻度がなかなか上がらないことを陳謝しつつ、本年度を締めたいと思います。
2020年は『彼方へと送る一筋の光』の完結と、次作品の完成を目指したいと思います。
次作、セプタード・アイルの目から見たアルバ王国革命史。

タイトルは『蒼天抱くは金色の星』

posted by Sae Shibazaki at 20:55| Comment(2) | 日記

2014年12月31日

大変ご無沙汰しておりました

本当に、ご無沙汰しております柴崎です。
とりあえず不在にしております間、沢山の皆様に当サイトにお運びいただいたことを御礼申し上げます。
今年一年も、当サイトをご愛顧くださいまして、ありがとうございました。
『それでも朝日は昇る』にいただいた感想、どれも嬉しく拝見しております。
と同時に、沢山ご心配をおかけしましたことをお詫びいたします。
拍手返しなどでぽつぽつ書いておりましたのでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、持病が悪化しておりました。
その結果、今夏、手術をしました。

その手術により、持病そのものは完治しました。
一応大手術だったので、12月現在もまだ『療養中』の看板を下ろすわけにはいかないんですが、それでも持病の症状がなくなったので、人として大層まともになりました。
ええ、昨年5月に病状が大悪化した時以降、日常生活自体がまあ大変でした。
(といっても仕事には穴を空けなかったし、意地と根性と周到な準備をもって旅行はしましたけど。去年の全日本フィギュアを全日観戦できたことは、多分一生の思い出)
実際の話をすれば、しないで済むなら絶対それに越したことがない、人によっては絶対したくないだろう類の手術なので、良くなったわーい!\(^O^)/ と単純に喜ぶのも、同じ病気の人に「やった方がいいよ」と勧めるのも微妙なんですけど、ただ自分自身にとっては正解だったと思ってます。

うん、私にとってはまず日常生活が苦痛なく送れることが最善。

そんなわけで、追記に今回の病状の推移と入院のドタバタにつきまして記しておこうと思います。
ええ、この手術に至るまでと入院生活、予想以上にドッタバタだったんですよ。
ちょっと血なまぐさい話ではありますので、興味がおありの方だけ先にお進みください。

そしてこれにて気力と体力がかなり快復してきたので、来年こそはもう少し物を書くことに復帰したいと思っています。
といっても、自分でも頭を抱えるくらいに筆力が落ちていますので(この日記を書くのにも、一体何日かかっているんだ……というくらい、落ちている)ので、ぼちぼちではありますが、頑張っていきたいと思っていますので、2015年も当サイトをご愛顧いただければ幸いです。

それでは皆様、良いお年を。





続きへ
posted by Sae Shibazaki at 16:45| Comment(0) | 日記

2013年03月16日

大事なことなので二回言いました

3月11日に、久しぶりに日記を書こうとして挫けました柴崎ですこんばんは。
震災から二年という節目だし、と思ったのですけど、何書いてもろくなことにならなかった。
それなので久しぶりに笑い話を一つ。

本日3月16日はJR東日本のダイヤ改正です。
我が秋田県が待ちに待っておりました、秋田新幹線新型車両E6系が営業運転を開始いたしました。
このE6系ですが、そのデザインが発表された時から、うちの職場をはじめとした秋田県の多くの場所で「新型こまちちゃん」と呼ばれておりました。
(なぜそこで「ちゃんづけ」なのは突っ込まない)


秋田県民の多くが、E3系に引き続きE6系も「こまち」になると、信じて疑わなかった。


けれども今年の夏、ひょんなことからJR東日本の新幹線開発に関わった方からお話を聞く機会がありまして、その方から「E6の名称は『こまち』にはしない、と社長が記者会見で明言している」と聞かされました。
これにはぷち鉄満載のうちの職場一同で、何となく寂しい思いをしたものです。

えー、こまちでいいじゃない。
最初決まった時は、なんだそれ新幹線の名称かと思ったけど、もう馴染んじゃったし。
というか秋田の新幹線はもう、女の子でイメージ固まってるし(←おい)

あーだこーだ言いつつも、その後にみんな思うことは一つ。
じゃあ、E6系は一体なんて名前になるの?
今度こそ、なまはげか? それとも「はやぶさ」と同じ鳥なら「やまどり」か?(※やまどりは、秋田県鳥)
でも「やまどり」はうちの県的に、防災ヘリの名前だしなあ。

それから数ヶ月後、JR東日本より、秋田新幹線新型車両E6系の名称が発表になりました。



その名もスーパーこまち。


我が職場の一同が、転げ回って笑ったことは言うまでもありません。
そ、そりゃあ確かに「こまち」じゃないな、それは。
だけど秋田県民のおおよそが、そのオチは予想してなかったぞ。

まあでも、どうしてこうなったのかも判ります。
今日からE6系走り始めたわけですけど、全ての車輌を一度に更新できるわけじゃない。
全部がE6系になるのは、14年度の予定です。
それまでの間、新型と旧型が混ざるので、新型は絶対「こまち」を名乗れない。それをすると、ダイヤの表記が混乱します。
でも、あまりにも県民的に「こまち」が定着しちゃってるので、それも変えがたいし、何より混在期間は一年しかない。
だから、全部の車両が「スーパーこまち」になったら、スーパー外すつもりだろうなって。
みんな思いましたし、その予想は外れていませんでしたよ。
でも。

発表された当日に、楽しい我が職場で交わされた会話。

同僚「昨日の発表を聞いた、鉄の友人が言ってたんですけど」
柴崎「うん」
同僚「こまちって、出発後のアナウンス、日本語と英語でしますよね」
柴崎「するね」
同僚「あれで、Komachi super express bound for Akita って言うじゃないですか」
柴崎「言うね」


同僚「じゃあスーパーこまちはあのアナウンスで、スーパーこまちスーパーエキスプレスって言うのかって」


……。
……。
……。


スーパースーパーって、どこの海賊一味の鉄人かっ!



というわけで、これ以降うちの職場では、新型こまちちゃんは、スーパーこまちスーパーエキスプレスと呼ばれております。
大事なことなので二回言いました。

そして本日、一番列車ではありませんが、上司が早速乗りましたスーパーこまち。
そうして早速メールが来ました。


「やっぱりあのアナウンス、スーパーこまちスーパーエキスプレスだった!」


うん。
スーパーこまちスーパーエキスプレスのうちに、一回乗っておこうスーパーこまちスーパーエキスプレス。
posted by Sae Shibazaki at 23:15| Comment(0) | 日記

2012年12月31日

年末のご挨拶

2012年の終わりに際し、恒例のご挨拶に参りました。
本年度も、当サイトを沢山の方にご愛顧いただけたことを、心より御礼申し上げます。
現実として放置状態になっておりますこちらに、沢山の拍手をくださいましたこと、感想のコメントをくださいましたことは、本当にありがたい限りです。
その全てをちゃんとつぶさに見ておりますし、コメントも舐めるように拝見しております。

こちらのサイトが先に進まないことは、以前からお詫び申し上げるように、私が別のことに完全に浮気をしておりますからです。
大病をしたとか、仕事が忙しすぎてどうにもならないとか、いよいよ精神的にヤバイとかそういうわけではないです。
(いや今年は実際体壊しましたけど…………診察代と薬代が、馬鹿にならない金額だよ確定申告しようかなあ)
小説自体はかなりのペースで書いております。
来年も今年と同じように、あっととこっちを、ぼちぼちのタイミングで行ったり来たりすることになると思います。
今年抱えていた大きな仕事が、もう少しで終了するので、少し息がつけるかな。
ゆるゆると進んでいきますので、皆様もゆるゆるとお付き合いいただければ、幸いです。

2011年があって、そこを踏み越えた先に、今年である2012年があったわけですけど。
2013年という年を、私はどのように進んでいかなければならないのかな、ということは、どうしても考えます。
秋田にいる以上、もう常に隣県たちのことをありとあらゆる意味で考えずにはいられないのだし。
それはこの場にぐだぐだ記すことではないのですが。
やはり思います。


どうぞ来年が、すべての土地に住む人たちにとって、よい一年でありますよう。
少しでも災害が少なく、少しでも事故が少なく、この世の理不尽ができうる限り少ない一年でありますよう。


どうぞ皆様、来年もよろしくお願いいたします。











……ちなみに秋田は今年も、雪害まっただ中です。

posted by Sae Shibazaki at 16:34| Comment(0) | 日記

2012年09月25日

見事すぎて言葉もない

ご無沙汰しておりました。
日記書こう書こうとは思っていたんですが、これがなかなか。
本当に、頭の中に思い浮かべた文章をそのまま読み取ってくれる機械があればいいのに。
(という願望が突き進むと『永遠の森』の直接接続学芸員になるんだよ……)
とりあえず現状報告としますと、元気です。
この数年苦しんできた持病の方は、投薬治療の結果小康状態。
飲み始めた当初は、よくなったーと思ったんですが、今月があまり芳しくない……。
まあそれでも、昨年などに比べたら全然楽なので、このままで投薬で乗り切りたいです。
(うちの職場、女性ばかりですが、いつどのタイミングで手術に踏み切るか、という面子ばかり。でもこれが今の20代〜50代の現状ではなかろうか)
プライベートの仕事の方は、一つが始動時の一番面倒なところが終わって、今はゆるゆると管理態勢に入ったので一安心。
一つは残念なことに、トラブルがあって計画中止。
とりあえず来年2月を過ぎれば、少しは諸々片付くと思います。

さて、そんなこんなしているうちに、プライベートでは色々ありました。
ここのところ不幸が続いていまして、そういう時期なのかとしんみりしていましたら、とうとう大伯母が亡くなった、という知らせが入りました。
5人兄弟だった祖母の一番上の姉、母の伯母に当たる人です。
美人かつ明晰で有名だった人だけれども、旦那さんが亡くなった後、子どもたちの嫁や婿とどうしても折り合わず、心身共に疲れ切った挙げ句に「私は施設に行く!」と自分で宣言してグループホームに入った後に、たちまち元気を取り戻してピアノを他の入居者に教え日本画を習い、90を過ぎてから個展まで開いちゃったというとんでもないおばあちゃんです。
(そしてこの大伯母の姿を見ているので、私は一概に晩年を施設で過ごすのが不幸だとは思えない)
まあ、そんな大伯母が、とうとう亡くなったですよ。

「ちなみにどんな亡くなられ方で?」
「前々日に、なんか具合悪いなーで施設付属の病院に入院して」
「うんうん」
「遠隔地の子ども4人が到着した辺りで、そのままことんと」
「……………………」



どこまで見事なんだ、大伯母様…………。


だってこの大伯母様。



享年100歳。



葬儀後はもう、一族郎党集まって大宴会でしたよ。
あんまり見事すぎて、言葉もない。

ちなみにそんな大伯母の妹であるところの祖母は、認知症が進んでいて葬儀にも参列できる状態ではなかったけれど、黙っていることもできないので、母が教えたところ。
誰が亡くなっても、何歳? と聞いた挙げ句「どうしてそんなに早く……」とべそべそするのに。
今回「100歳」と言ったら、吹き出して笑ったとのこと。


そうか祖母ちゃん。
そこまで行くと、あなたでも笑うんだ。
うんあなたもあと6年だ、頑張れ。
まだ祖父ちゃんが生きてるだけ、あんたの方が強い。
posted by Sae Shibazaki at 23:02| Comment(0) | 日記

2012年07月03日

ブルーレイが売ってない

昨年の末、幕張メッセで行われたポルノのライブ「幕張ロマンスポルノ」に行ってきました。
12/24、12/25、12/31の三日間という、一体誰が提案してこんな日程になったと全力で突っ込みたいライブでした。
思うに、クリスマスライブにするかカウントダウンライブにするか揉めた挙げ句、両方やっちまえ! とか誰か言い出したんじゃないかと内心思っていたんですが。
私は日程の都合で、世の中的に一番メモリアルデイでない12/25に参戦してきたのですが(そしてこの日が近隣のホテルが一番安かったので、なおのことラッキー)
蓋を開けたら、何とこの日が映像撮影日でした。

え?
クリスマスイブでも、カウントダウンでもなくて、今日?
と盛大に首をひねりましたが、自分が見たライブが映像として発売されるのは、まあ嬉しいことです。
前回のつま恋ロマンスポルノは9/10、9/11だったので、11日が撮影日になるのは火を見るよりも明らかですし、そのライブの意義として11日に参戦は当然だったので、最初から映像が出るのは予想していたのですが。
今回はまったく予期してなかったので、まあ、嬉しいです。


ですから、これが一向に発売されないことに、訝しがっておりました。
えーと、つま恋なんて9月11日にやって、12/21発売だったよね?
幕張、一体どうしてこんなに出ない。
三ヶ月たっても、四ヶ月たっても、発売情報も出てこない。

そんなこのライブDVDの発売日が7/4、と公表されたのは五月に入ってから。
喜び勇みましたよ。
前回のつま恋の映像が、比較の結果断然ブルーレイのがよかった(同じライブをBS、CSで放送しているんですよ。見比べた結果、やはり断然ブルーレイがよかった)ので、今回もブルーレイで! と思ったんですよ。

ですが、発売を発表したその日から、ブルーレイだけ某密林において「入荷の見込みたたず」
以降、一度も予約可能になったところを見ていない。
結局別の通販サイトで注文はしたのですが。


なぜにDVDは予約受付可なのに。
一向にブルーレイは入荷の見込みが立たない?


そうこうしているうちに、明日が発売日です。
フライング発送した某ブックスさんから、今日ブツが届きました。
わーい、と思ったのですが、ふと気になって検索してみました。



発売日前日。
どこの通販サイトも、ブルーレイだけ再販入荷待ち



ごめん、ソニーさん。
どうしてブルーレイだけこんなに発売前からレアものになってしまったのか、その理由、教えてほしい。
ブルーレイとDVD、初回特典一緒じゃないですか。
それなのに、どうしてこんなにもブルーレイだけ異常に手にはいんないの?


正直、わけ判らない。


今までずーっと私たちファンは、ライブをブルーレイで出してくれって、言い続けてきたじゃないですか。
映画よりもアニメよりも何よりも、ライブこそがブルーレイ向きだって、私は思っていますの。
それなのに、今まで何年も出し渋って、突然旧作も全部ブルーレイで出し直します、なんて言われても、今さら私たち買い直せはしないですよ。
だから、今回のブルーレイもあまりプレスしなかったですか?
初日数時間で、某密林の予約数がはけてしまうくらいに?


それはマーケティングおかしいですよ担当さん。
前回のつま恋は一部とはいえ、BSでもCSでも放送したじゃないですか。
今回の幕張は今回のDVDとブルーレイが初出ですよ? それが売れないわけないじゃないですか。

ポルノはCDよりライブDVDの方がはけるバンドなのに(←あれ?)

というか、発表初日にその状態になって、何の手も打っていないあたりで、何というかその。
ソニーさん……このブルーレイ本気で売る気あるのか、って思っちゃうし正直。
なんでこんなことになった、と思う。


ただ、まあ。
ライブの出来としては確かに、賛否両論あるとは思うけど幕張。
振り上げた拳の下ろしどころが見つからない、という不思議な感覚を味わった、稀有なセットリストのライブだったからなあ…。
posted by Sae Shibazaki at 21:22| Comment(0) | 日記

2012年06月26日

突っ込むべき、だよな

さくらんぼの季節です。
山形ばかりがクローズアップされていますが、市場評価的には、我が県も負けていないよ!
というわけで、現地に買い出しに行ってきました。
大変美味でした。

が。

120624_150047.jpg

やはりこれは、突っ込むべきところだよなあ……。
posted by Sae Shibazaki at 19:11| Comment(0) | 日記

2012年05月06日

かくして敷居は、ずんずん高くなる

再来週、ポルノのFC限定ライブ「FCUW」に出かけてきます。
3年前半に開催された時には、全員学ラン着て出てきて、いきなり『学園天国』だの『ツッパリハイスクールロックンロール』を歌い出し、来場者一同大爆笑した(しかもこの2曲で完璧にコール&レスポンスができるのは30代以上だけだろうに、それ要求すな)のも懐かしい思い出ですが、まあ今回も型破りなものになりそうな予感がして楽しみです。

で、FC限定だけあって、このライブのチケットはオール郵送の特別バージョン。
前回は立派な紙を使って印刷された、フルカラーの素敵なチケットだったんですが、今回のが今日届き。
開けてみて、度肝を抜かれた。


一枚一枚、購入者の名前が印刷されているのはもちろんのこと。
FC会員番号も、日付や開演時間まできっちりと刻印されている、プラスチックのIDカード。
これがチケットとして送られてきた。


ライブのコンセプトに添ったお遊び、という説明だったけれども、これ見て真っ先に思った。



なるほどこれなら、スキャナとプリンタで偽造できねえ。



しかも今回は、顔写真付き身分証明書とチケットの照合あり、という条件のライブだから、絶対転売できないと思いつつ、この間の某アーティストのチケット偽造事件が脳裏をよぎります。
FCUWは会場が基本Zeppですから、キャパが最大のところで3000くらいしかない。
東京大阪名古屋はかなり倍率きつかったんじゃないだろうか。
(一応言っておきますが、ポルノは横浜アリーナやガイシを7割FCでさばける人たちです)
それ考えると、今回のこのコストのかかるチケット、お遊びだけの理由じゃない気が切々とします。

昨今のオークションでの転売に関しては、転売屋滅べ! と叫ぶところなんですけど、この間の偽造事件の取引がSNSで行われていたことを考えれば、たとえオークションでチケットが禁止物品になっても、もう駄目なのかも、と思いました。
似たような詐欺が横行するだけだ。
だとしたら、もう対策は「購入者本人以外が絶対入れない仕組みにする」しかないのかもしれないけど。


……そのコストは当然、チケット代に跳ね返ってくるし。
複数枚買えなきゃ、友人や家族と一緒に行くこともできないし。
なんかもうそのライブは、一見さんお断りだよなあと。


かくして人気のライブは、どんどん敷居の高いものになっていくんだよなあ……と、しょぼんとします。
例の偽造事件、騙された人たちいくら払ったんだろ。
あのニュース見て思ったですよ。
このライブ、正規料金ですら高いよ、と。
中高生行ける額じゃない、と思うよ。
ライブ至上主義の己だからこそ、この現状はどこまでも苦々しいです。

本当に生って、いいものなんだけどな……。
posted by Sae Shibazaki at 16:57| Comment(0) | 日記

2012年03月11日

一年

今日に際し、何かをこの場で書くべきか、この冬中ずっと考えてきたのですが。
いざ直面してみると、何も言葉にならないことを思い知ります。
ただ何よりも記さなければならないことがあるとしたら、このこと。


あの日から、本当に沢山の人たちに心配していただきました。
そして3月13日、この日記で私は「東北を助けてくれ」と記しました。
そしてあの日から今日まで、本当に沢山の人たちにいっぱいいっぱい助けていただきました。


本当に、ありがとうございました。
感謝しても、したりません。


そして今なお苦しみ続ける隣県のみんなへ。
この一年を過ごして、私が、山一つ隔てただけの隣人であるはずの秋田県人が言えることは、たった一言しかなかった。



何もできなくて、本当にごめん。



こんなに近いところにいるのに、一番近くにいるのに、私たちは何もできなかった。
ただ、それだけを痛感する。


一年も待たせて、申し訳なかった。
瓦礫処理、県も市もようやく動き出せました。
どうあっても一枚岩にはなれないけれども、それでも。
これでちょっとは、力になれるだろうか。
そう信じたい。

東北6県の中で、自分たちだけが安全で平和でいたいだなんて、そんな恥知らずなことを願う輩には成り下がりたくはない。
posted by Sae Shibazaki at 18:00| Comment(0) | 日記

2012年01月26日

至上のリアル

今日の話は、ライブや舞台演劇がお好きな方向けの話です。
というか多分、この方面に慣れてる方しか、実感できない話かと。

私がポルノオタであることは、この日記を見てくださっている方はまあご存知のことと思います。
ポルノのライブがファンを引きつけてやまない理由は色々あるのですが、その中の一つに舞台照明があります。
いやもう、私色々な歌手やグループのファンやって、ライブにも数行きましたけど。
ポルノのライブは、セットや照明が秀逸なんだわ。

でそんなポルノさんが、2月に新曲を出すんですが。
昨日You Tubeに公式チャンネルが開設されまして、その新曲「2012Spark」のPVが公開されたのですけど。
これが驚愕でした。


本当にこれ、CG合成じゃないんだ!


トピックライトと呼ばれる、最新鋭の照明システムなんだそうですが。
これが現実で実現できる光とは。

見終わって心底思った。
このライトシステムって、どんなものなのか、いくらするのか判らないけど。


今年始まるツアーに、これ導入するのって不可能?


見たい。
これ使ったステージ、一度でいいから見てみたい!


舞台芸術、そしてそれを支える技術は日進月歩なんだけど。
こんなのを見せられてしまうと、たまらなくなってしまう。
本当にチケット高いし、遠征費ばかならないけれど。
それでもリアルは、いかなる記録媒体にも敵わない。
それをPVで実感させられるとは、なんとも皮肉なと思いつつ。

今年のツアーも、熱いことになりそうだ。
幕張で聞いた時も思ったけど、こういう曲出されたら、今年もポルオタやめられん。


【ポルノグラフィティYou Tube公式チャンネル】
http://www.youtube.com/user/pornograffittiSMEJ
posted by Sae Shibazaki at 19:35| Comment(0) | 日記

2012年01月08日

そろそろ災害でいいだろう?

12月の降雪量が例年の6倍という秋田県から、明けましておめでとうございます。
当市の今年度除雪予算9億を、たった3週間で使い果たしましたよどうしてくれよう。
6億の追加予算で、どう考えても2ヶ月乗り切れるとは思えない。
昨年度に引き続き、今年度もひもじいなあ……。

昨年、秋田にだけは災害を持ってきてくれるなとこの日記に書きました。
秋田火力、能代火力に何かあったら、もう東北の電力は完全アウトなんだって。
その状況は今も変わっていないんですけど、でもそれでも言いたい。


この雪、もうそろそろ災害認定してくれません?


昨年の豪雪で家の雨樋なおしたばかりなのに、何かまた今年も壊れそうだよー。
うちの雨樋、直すとなると全面足場組まないといけないから、びっくりするような額(さすがに公表は控えさせていただきますが、皆様が予想するだろう額と桁が違います)かかるんだよー。
災害認定されないと、火災保険下りないんだよー。
上の皆様、頼みます。


……とはいえ、昨年から今年の保険会社の皆様は大変だろうなあ……。
東北は太平洋側、青森(南部)岩手宮城福島が震災だったのだけれども、それ以前に日本海側の青森(津軽)秋田山形が豪雪で災害指定されてたんだもん。
震災があまりにひどかったのであえてスルーしたけど、震災発生当初、実のところうちの県も災害まっただ中だったんだよなあ……。
posted by Sae Shibazaki at 19:52| Comment(0) | 日記

2011年12月31日

年末のご挨拶

本日で2011年も終わりです。
おそらく今年は、皆様本当に様々なことがあり、様々な思いを抱いた、いい意味でなく忘れらない1年であったことと思います。

県境を四県と接し、そのうち三県が甚大な被害を被った秋田というこの土地。
青森、岩手、宮城に親族や知己がいないものなど誰もおらず、けれども今自分が暮らすここが、嘘のように無傷で平穏で。
目をふさいでしまえば、耳を覆ってしまえば、まるで3月11日などなかったかのような錯覚に囚われてしまうような場所にいるからこそ。

今年1年、本当に色々なことを考えました。
今年ほど、物を書くということに悩んだ年は、後にも先にも来ないでしょう。

とはいえ、本当に今年は不甲斐なかったなー、とは思っています。
昨年末に申し上げましたとおり、今年は実のところ三足の草鞋(すなわち他ジャンルへの浮気)もあったんですけど、それにしても表であるここの更新がかけられなかった。
激しく申し訳なく思いますが、この五年間ずっとそうだよね? と言われればその通りで。
それ故毎年12/31の日記は反省会になってしまうわけなんですけど。
来年も、思い出した頃に皆様に足をお運びいただければ嬉しい、そう思っています。

来年が、皆様にとって、日本にとって、この世界にとって、本当によい年でありますよう。
そう祈ると共に、自分自身にはいい年にしよう
そう決意をして、2011年を締めたいと思います。


どうぞ来年も、よろしくお願いいたします。
posted by Sae Shibazaki at 16:43| Comment(0) | 日記

2011年12月23日

幸せすぎる

大阪なーう、です。
目的は同好の士の皆様なら一発でお察しいただけるフィギュアスケート全日本選手権。

思えば3月。
あと2週間で生のチャンや小塚、何より高橋が見れるのだと心待ちにしていたあの3月11日。
あの日から流れた月日と思いはとめどなく。
世界選手権中止は当然のことなれど、しかしあの日叶わなかったものへの思いもとめどなく。
何より大輔さん大好きな母を連れ出せるチャンスがあと何回あるのかと思えば、やはり今年の全日本しかないと思い、やってきた次第です。

…というわけで、行ってきました本日のSP。
これでフリーのチケットも取れれば最高だったのですが、贅沢は言えない。
そして何より、本日より4泊5日でご滞在とかいう寒波のおかげで、今日の飛行機が無事飛ぶかも判らなかった!
けれども無事に飛び。会場にも間に合い、久しくお会いしていなかった大阪の方にも会え、あとは競技を楽しむだけ、だったのです、ええ。

中継見た方で、フィギュア好きな方は判るはず。


私、今日あの会場にいられたの、本当に幸せだ……。
なんていいものを見たのだろう。


そして今回生で見て、初めて判った。客は正直だし、考えていた以上に皆演技が判っているということ。
どんなにファンで、応援していても、真に会心の演技でなければ、スタンディング・オベーションは起こらないんだね。
だってスタンディング人数の多い順に、点数もまさに1〜3位だったよ…。
posted by Sae Shibazaki at 23:23| Comment(0) | 日記

2011年11月23日

年に一度の超微細字

12月の足音が聞こえて参りました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
こちらは年に一度の最繁忙期がようやく終わりましたが、それが終了した瞬間年末進行ですorz
年末が終わると、年始があって、そしてあっという間に年度末進行なんですよね……。
故にこの職場、夏が終わると「ああもう一年が終わる……」と呟くようになってしまうのですが。
それはそれとして。

今日の話は、学生さんにはピンと来ない話なんですが、サラリーマンというか自営業ではなく働いておられる方には判ると思います。
そろそろ皆様のところに届いていますよね、年末調整の申告書。
私は扶養家族がいないので、書かなきゃならないのは保険料控除申告書だけなんですけど。


どうしてあの用紙の「保険会社の名称」の欄、あんなに狭いんでしょうかね?


うちの職場の庶務担当のおねいさまは、とてもきっちりした方なので、略称など許してくださらないのですよ。
正式名称書かないといけないのですよ。
なのに、どうしてあんなに狭いんですか?
あんな小さな欄に



アメリカンライフインシュアランスカンパニーなんて書けるか!



と吼えるのが毎年の恒例行事なんですが、これに対して向かいの席の同僚が言ったこと。


「ふざけるな。そっちはまだカタカナだろ。この狭いところに独立行政法人日本郵政公社と書かなきゃならない私はどうなる」


と言われるのも恒例行事です。


この欄が広くなることが、年末の私と同僚の切なる願いなんですが、本年とうとうそのサイズが前年の4割減となってしまいました。


というわけで、この一ますを書くためだけに、私と同僚は毎年極細のペンを用意しています。
posted by Sae Shibazaki at 19:41| Comment(4) | 日記

2011年10月10日

あの人はもういない

前回はSJショックで、すっかり綴るの忘れていました。
前回の更新時、沢山の拍手をありがとうございました。とても励みになりました。
そしてアルファポリス・ファンタジー大賞にご投票下さいました皆様、本当にありがとうございました。
怠惰な作者ではありますが、状況の許す限り作品を作り続けていこうと、しみじみと思った次第です。
……いやですね、SJもそうなんだけど、先日叔父がやはり癌で60歳の短い生涯を閉じまして。
思ったですよ。
もう私らの世代は、80歳まで生きられると思わない方がいいと。
私、叔父叔母が配偶者含めて3人しかないのですが、そのうちもう二人が亡くなりましたもの。
そして両親の友人たち、60歳前に一体何人亡くなったろう。
そんな親世代よりも、自分たち世代の方が病弱なのは明らか。
こりゃ自分は長生きできないなー、と痛切に思います。
人生60年なら、もう折り返しちゃってるんですよね。
残りの時間で、この頭の中のどれくらいのネタが小説に起こせるんだろうな、と思いつつ。
それを悲観するのではなく、でもできうる限りのことはやらなきゃな、と思った次第ですよ。

さてそんな中、WOWOWで放送された桑田佳祐さんの宮城ライブを見たですよ。
9/11、あの震災から半年の日に宮城のグランディ21で行われたライブです。
ライブが始まる前の観客インタビューで、この建物が取り壊されるんじゃないかという噂があったということを、初めて知りました。

……判る。あの震災時に、あそこに行かなければならなかった人にとっては、そこでライブとか催し物と言われても、辛いだろう。
震災の悲痛、その最たるものが集約された建物だろう。
そんな噂がささやかれるのも、判る。

だけどグランディはある意味、仙台唯一のアリーナなんだ。
交通の便とか諸々非常に切なくてですね、私的に参加したくないライブ会場ナンバー2なんですけど、でもあそこなくなっちゃうと仙台でアリーナクラスのライブできなくなっちゃうんですよ。
それはとても切ないことですし。
今回利用再開の第1号として、桑田さんが先鞭をつけてくれたことは、大変ありがたいことだと思います。

で、そのライブ。
一曲目が全国に名をとどろかす、仙台ご当地ソング「青葉城恋唄」だっていうのは、ニュースで知っていたのですが。
映像を見て、はっと気づいた。


(著作権許諾済歌詞サイト「歌ネット」へのリンク)
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=183


「青葉城恋唄」って、失恋ソングのはずなんですけど。
別れた恋人のことを思う歌のはずなんですけど。


これ。
愛しい人を亡くした歌だと解釈しても、何一つ齟齬がない…………。


気づいた瞬間、滝涙。
く、桑田さん、なんて曲を一曲目に持ってきたの…………。


また夏が来て、七夕に、広瀬川に、定禅寺通にあの日と同じ景色が戻ってきても。
思い出は還らない。
あの人はもういない。

そのリアルが胸に迫って、ただひたすら泣けた。
これ以上の思いを、きっと宮城の人たちはこの歌に抱えてるんだろうなと思った。

失われた人たちは、もう戻ってこない。
だけどそれでも、残された者たちは――と口にするのは、部外者には野暮だよなと思いつつ。
またひっそりと手を合わせました。
posted by Sae Shibazaki at 21:41| Comment(0) | 日記

2011年10月06日

偉大なる林檎の魔術師

今日ネット上はこの話題ばかりだろうけれども、それでも私も寂寥の念を込めて綴ります。
間違いなく、今日一つの時代と歴史が終わったのだろうと。


その魔法の杖の一振りで、世界を劇的なまでに変化させた偉大なるApple Wizard。
SJことスティープ・ジョブス氏の冥福を、心よりお祈りいたします。


この数ヶ月の動向、特に昨日のiPhone 4Sの発表会を見て、やっぱり悪いんだろうな……とは思っていましたが、まさかこんなに早く逝くとは…………。

地元のローカルニュースですら、今日の出来事でこれを報じていましたが、「iPodやiPhone、iPadを開発したアップル」というアナウンサーの説明に、大きな声で「違うーーーっ」と叫んでしまった。
その死がこれほどまでに大きく世界を振るわせたのは、一つの時代の終わりとさえ受け止められるのは、そこじゃないんだよ。


日常にパソコンがあるのが、すでに当たり前だった若い世代には判るまい。
パーソナルコンピュータ、という代物が、どれほどセンセーショナルな存在だったのか。
それがどれほど社会というものを変えたのか。生活様式さえも変えたのか。
それがどれほど現代社会の必須行動を変えたのか。


iPodやiPhoneじゃないんだよ。
Apple I、Apple II、そしてMacintoshなんだ。
すべては、そこからなんだ。


……私はマカーではないんですけどね。
切実な事情(今まで使っていたワープロの文書を移行するために、OASYS winが必要だった)があって、最初からWindows一択だった私ですけど。
(そして今振り返ってみるに、幼い頃一番最初に触れた機械がファミコンではなくMSXだったという辺りで、どこまで私はMSと心中人生)
でも小さい頃、マニュアルに載っていた簡単なBasicを打ち込んで。
テレビ上にひよひよと光の線が動き回って絵を描くのを、喜んで見ていた。
そんな30年前の自分がいるから、今の自分がいるのだということを、最近とみに実感します。


MSXで遊び、ワープロでひたすら小説を書き、パソコンをいじり倒して仕事を覚えた。
私の人生は、ひたすらにコンピュータと共にあった。
そしてこれからも、きっとそうなんだろうと思う。

そのコンピュータが、これからどんな形になっていくかは、判らない。
10年後、20年後の世界が、どんな形になっているかも。
SJとウォズ、たった二人の人間が生み出した機械が、世界を変えてしまったのを見ているから、これからだって世界は全く変わるかもしれないと思う。
けれどもその新しい流れの中に、SJがいないというのは、この30年をコンピュータと共に生きてきた人間としては、とても寂しい。
本当に寂しい。

でも、同時に、願わずにはいられない。


魔法の杖を持った魔術師が、また世界に現れますことを。
そうして作られる新しい世界が、エキサイティングでありますことを。

うん、だって、この30年、とっても楽しかったよ。
多分、最初期のパーソナルコンピュータを見てきた、全世界同年代の人たちみんな、そうなんじゃないかな。
posted by Sae Shibazaki at 21:37| Comment(0) | 日記

2011年09月19日

起こりうる出来事から逃げない

先週静岡はつま恋で行われました、ポルノの野外ライブに行って参りました。
昨年は一年をかけて全国を回ったツアーでしたので、今年の夏は単発ライブである「ロマンスポルノ」だろうとは、今年の初めから踏んでいました。
ええ、2月に会った友人は「今年の夏は多分ロマンスポルノだから!(そこでまた会おう)」と言って別れたのでした。

そう思っていたのです、3/11が来るまでは。

この状況、そして電力逼迫。
正直、今年はライブができると思えなかった。
だからFCからつま恋の案内が来て、それが9/10・9/11の両日開催と知った時、かなりきつい条件だけどそれでも行きたいと思いました。
船を失った東北の港に、漁船を贈りたいというチャリティ開催の趣旨に、東北民としてありがたく賛同したいという気持ちと。
今年はこれに参加しないと、一度もライブを見ずに終わりかねないという気持ちと。
3/11以降の諸々に、一つの区切りをつけたいという気持ちと。
だから迷いなく、9/10ではなく9/11を選んだのですが。
開催が近づくにつれ、私は一つのことを考えるようになっていました。


『∠RECEIVER』は、どうなるかなと。


ポルノには『∠RECEIVER』という曲があります。
(著作権許諾済歌詞サイト『歌ネット』へのリンク)
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=92235

この歌詞を見れば、何の歌かもうお分かりと思います。
地震の歌です。
発売は昨年3月ですが、最初に聞いた瞬間思いました、これは2月のチリ地震のことじゃないのかと。
昨年のツアーではオープニングと本編ラストに歌われていました。
この歌を彼らは昨年一年間、日本中でずっと歌い続け、何十回と歌い続け。
決意として歌い続けたツアーが、12/31で終了して。


そのたった2ヶ月後、「この星の裏側」の出来事は「僕たちの足下」になってしまったのです。


あの3/11の最初の混乱が少し落ち着いてきた頃、思いました。
おそらく『∠RECEIVER』は封印される、と。
同じ事務所の大先輩の大ヒット曲が、およそお門違いのバッシングを受けているのをネット上でみましたし。
その曲との知名度とは比べものにならないけれども、そっちのほうがあまりにも見当違いに叩かれているのに対し、『∠RECEIVER』はそのものずばりですから。
これ、批難される可能性もアリだよな。そう思いました。
ヒット曲でも代表曲でもない、アルバムの中の一曲ですから、このままひっそりと封印されるんじゃないかと。
もうライブで演奏されることはないかもしれない、そう思ったんです、3月に私は。

けれども、震災後半年の節目の9/11に、チャリティとしてロマンスポルノを行うと聞いた時。
そのチケットを入手して、旅の支度も準備万端調えた時。
やっぱり考えました。
チャリティとして行うこのライブで、彼らはどんなセットリストを組んでくるのか。


果たして『∠RECEIVER』を、やるのか。



そうして迎えた9/11。ライブは黙祷からスタートしましたが、全体としてみれば会場全体巻き込んで楽しみ暴れる曲ばかり続く、楽しく明るいセットリストでした。
会場の雰囲気も含めて、まさに夏祭りというか独り夏フェスという状況です。
特に終盤なんて、これ全部揃えたことなんて今まで一度もないだろう? という盛り上げ曲の連投。
そうしてアンコール。
これやったら後に続く曲なんてないという大トリ曲『ジレンマ』やって、サポートメンバーさんたちが打ち上げて退場したので、これで終わりと思ったですよ。
あとは二人が恒例の挨拶をして帰るだけ、と思ったのに。



やっぱり彼らは、あの曲から、逃げませんでした。



伴奏はアコースティックギター一本だけ。
たった二人だけで。
長いライブの最後に歌いました。
『∠RECEIVER』を。



泣きました。



結局あの日以来この半年、あの日のことを、そこから起こった全てのことを、考えずにいられた日は一日たりともなかった。
忘れたい。なかったことにしたい。そう思ったところで、それは叶わない。
立ち止まることはできても、うずくまることはできても、逃げることはできない。

逃げられないし、逃げない。
そうでありたいと、心から思いました。


このライブ、10/8の19時から、BSスカパーで放送されます。
無料放送なので、もし興味がおありの方はぜひ。
とはいえ放送時間、1時間半しかないんだよなあ。ライブ3時間半だったのに。
どうかアンコール3曲は全部入りますように。
特に『∠RECEIVER』は絶対切ってくれるなよ! この曲とそこで二人が話したことを切ったら、このライブの根本が飛ぶから!


そしてここからは、個人的ライブ覚え書き
posted by Sae Shibazaki at 23:32| Comment(0) | 日記

2011年09月03日

鼻緒も勿論赤がいい

上は90代から下は0歳児まで、幅広い年代の方たちがお見えになる場所で働いております。
今日勤務しておりましたら、とっても可愛い、4〜5歳くらいの女の子が来ました。
遅れてやってきたお父さんを振り返って、呼んで曰く



「ちょっと、おとう! おとうっ!」



あまりの時代錯誤的可愛らしさに、おばちゃんノックアウト!


あああ、ぜひ君に赤い絣のべべを着せたい……。
posted by Sae Shibazaki at 22:09| Comment(0) | 日記

2011年09月01日

見渡す限り金色の海

9月に入りました。
暦的には一応秋なんですけど、まだまだ暑い土地の方が多いですよね。
体調を崩しやすい時節、皆様ご自愛下さいませ。
私も来週末には、初静岡初名古屋です。
涼しいとは思っていませんが……うん、飛行機が飛んでくれればあと何の文句も言わない。

とりあえずそんな話をする前に、ひとまずサイト的業務連絡。
アルファポリスさんのWEBコンテンツ大賞ですが、今月が「ファンタジー小説大賞」ですので、『それでも朝日は昇る』をエントリーさせていただきました。
己の怠惰な現状を見るに、どれくらいいけるかなー、という思いはあるのですが、期間中に少なくとも一回は更新をかけたいとは思っています、はい。
もし、投票してやってもいいわよ! という方がいらしたら、よしなにお願いいたします。

というわけで今回ファンタジー小説大賞があって、エントリーする以上は1、2度は期間中に更新かけたいと思うし、そろそろ以前お話ししていたチャリティー本も先に進めたい。それとは別に、別ジャンルでどうしても書いておきたい話もあって、もうどこから手を着けていいのか判らない状況になっているのですが。
震災から半年が過ぎようとしている中で、私は何を書くべきなんだろうと思ったりもします。

秋田は短い秋が始まろうとしています。
見渡す限り金色の海、その光景は喜びをもって毎年眺め渡るものなのに。
それを切なさをもって見なくてはならない現状が悲しいです。

どんなに検査で安全だって言われても。
信じてくれない人は信じてくれないし、食べてくれない人は食べてくれない。
その気持ちは悪意ではないだけに。
責めるべくもないだけに。
ただ、ただ悲しいよな、と。

ただそんな中大きな声で言えるのは。
大きな声で言いたいのは。



福島の桃、うまいよっ!



いやあ、うちの母親、桃嫌いな人だったんですけど、ここのところの店頭に並ぶ福島県産の桃のおいしそうで、安いこと!
その理由を考えれば悲しくはなるのですが、こんなに立派な桃がこの価格なら、食べてみようじゃない! と買ってきた母がその味の虜になりました。
秋田は実は果樹王国で、林檎は青森、サクランボと梨は山形、ブドウは山梨にひけはとらん! メロンならコスパ的に秋田最強! という自負があったんですが。
……いやあ、食べてみて思った。
桃は福島にかなわん。
甘さが全然違う。

地元Tさん曰く、今時分の川中島はあっさりめで、もうじき甘みの強いゆうぞらが出回ってくるそう。
とりあえず今年は精一杯桃食います。

それは風評被害がなんちゃらとか、復興支援がなんちゃらとかいうことじゃない。
桃がうまいからだ!
最初真面目なことを色々書いたんだけど、ただ一つ確かなことを書けばそれで足りると思った。
そういう私を愚かだと思う人は、笑えばいいと思うの。笑われてもいいと思っているから。

そして同時に言えるのは。


秋田の米も、うまいよ。
そして岩手の米も、宮城や山形や、そして言うまでもなく福島のも。
posted by Sae Shibazaki at 23:31| Comment(2) | 日記