2019年04月28日

遺される物語(4)

というわけで、いよいよ最後。
相当斜め上方向になります本感想。
今までの内容も、映画とご本尊が大好きな人から怒られそうですが、多分今回が一番やばそう。
でも、記しておきたいことがある。

視点を動かした時に見えてくるもの。感じてしまうもの。
あの映画の根底に潜んでいるとてもやりきれないもの。
それに気づいた時に、問いかけたくなった。

あなたたち、もしかして。
主人公とは全く別の方向で、同じほどの強さで。
とっても辛かったんじゃ、ないのか。

少なくとも、見ていた私は、とても辛かった。




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posted by Sae Shibazaki at 22:57| Comment(0) | 映画感想

2019年03月31日

遺される物語(3)

つらつら考えるに、多分今回でも終わらないんじゃないかと思われるこの日記。
一向に「遺される」人たちの話に辿り着かないんですけどどうしよう。
それでも今回は、前回予告してた部分の前半を分割して記したいと思います。
そしてそれは、映画の話じゃない。でもこの話を読んでいただくと、最終的で私が何でこの映画でかくも泣くことになったのか、なんでここで延々感想を書いているのか、判っていただけるのではないかと思います。

今回は、久しぶりに、『それでも朝日は昇る』とカイルワーンの話。








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posted by Sae Shibazaki at 17:15| Comment(0) | 映画感想

2019年03月24日

遺される物語(2)

というわけで、続きです。
多分今回も長くなりますが、前回の話が気になった方がいたら、お付き合いいただければ幸いです。








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posted by Sae Shibazaki at 22:53| Comment(0) | 映画感想

2019年03月05日

遺される物語(1)

こちらでは4年ぶりとなってしまいました。
大変ご無沙汰しております、柴崎です。
この4年間、何度か生存確認をしてくださいました皆様、ありがとうございました。
原稿は書けていませんが、生きてはいます。

この4年間、どうして表に姿を現していなかったかというと、たいした理由があったわけではありません。
ごく単純に、ここに記すような楽しい出来事がなかったという、ただそれだけでした。
あれですよ、これでもう大丈夫と思った病気が、実のところ完治しなかったとか。
(いや、子宮が治ったんでまともな生活は送れるようになったんですけど……だから先生、私最初から痛いのは卵巣だって言ってたじゃないですかー)
ちょっと「もう勘弁してくれ……みんな一緒に逝くな」と言わずにはいられないくらい、立て続けに身内が亡くなるとか。
そんなことをつぶさにここに書いて誰が楽しい、という思いと。
なにより皆さんに「できたよ」とお出しする原稿ができてないことが心苦しくて、まったく表に出てこれずにいました。

ただ最近、琴線にひっかかったことがあって。
それを文章にする場所は、やはりここだろうと思いました。
文章のリハビリのつもりでつづる一人語りなので、もし興味がおありの方はお付き合いいただければ幸いです。

年始に、某大ヒット映画を見ました(ネタバレのため、敢えてここでは作品名は出しません)
ええ、泣きました。
描かれている人たちが、大好きになりました。
物語の演出と構成に唸りました。ちくしょーそう来るのかよ、と帰ってきてから声に出していうくらい唸った。
史実を元にした映画で、私は年齢的にそのリアルタイムにほとんど接することができなかったので、帰宅してから現実はどうだったか色々調べました。
他の人が書かれた感想、その賛否両論を色々読みました。
その結果、あることが気になって仕方なくなった。

この物語が史実と違う点があることは、当然だ。
ドキュメンタリーじゃなくて、フィクション。しかも制作側がエンターテインメントにしたかったのだと明言しているのだから。
だからこそ、考えた。

フィクションである以上、そこには制作者の意図がある。

この映画、何が言いたい。
制作陣は、この物語を――はっきり言うと主人公たちを、視聴者にどう受け取めてほしいと思ってる。

そこが気になって、もう一度見にいったんです。
そこで敢えて、視点を主人公からそらして、ひたすら周りの登場人物たちを見ました。
だって。


制作者たち本人、登場人物として映画の中にいるんだもん。


その結果。
非常に斜め上方向だと自分でも思う感想を抱いて、号泣する羽目になりました。


主人公、なんで死んだ!


……いや、これ以上ないほど身も蓋もない感想だって言うのは判っているんですよ。
そこで死んだの史実だし。本人にとっても理不尽だったろうし。
本人の無念さも辛さ苦しさも判っている。
本人を責めるべくことではない。
そんなこと判っちゃいる。
それでも言いたい。


なんで、この人たちをおいて逝った。
こんな思いを残されて、遺された人たちは、この後をどう生きていけばいい。


やりきれない。と叫んだところで気づきました。
がっくりうなだれました。
反省もしました。

まさにそういう物語を途中で放り投げているお前がどの口で言う、と。

というわけで、追記ではネタバレ込みでこの映画のお話をさせてもらえればと思います。
かなり偏った視点だという自覚はありますので、お含み置きの上読んでいただけるとありがたいです。
それでもって、少し原稿の話もさせていただければと思います。


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posted by Sae Shibazaki at 21:48| Comment(0) | 映画感想

2012年12月15日

壊せない偶像

本当にご無沙汰しております柴崎です。
とりあえず不在の間に、当サイトにお越しいただいていた皆様と、拍手を押してくださった皆様に厚く御礼を申し上げます。
昨日なんて、一体何があった! と思うくらい拍手が鳴っていたんですが……いや、本当に一体何があったんだろう。
私の近況としては、夏バテしたりアレルギーを発端に一ヶ月も体を壊していている間に家内トラブルで胃炎起こしたりと踏んだり蹴ったりだったりしたんですが、その後仙台のNHK杯に参戦して高橋のブエノスアイレスに歓喜したり(エキシビション、ジャッジ席真上の特等席だったぜい)鈴木のOに泣いたりして、とりあえず現在は元気です。
そんな中、昨日友人E氏とエヴァQを見てきました。
見てきた結果、うざく語りたくなったので、久しぶりに出て参りました。
ほとんどネタバレはしませんが、これ以降は一応追記にて。


でも本題は、同時上映の方
posted by Sae Shibazaki at 20:18| Comment(0) | 映画感想

2011年03月02日

1時間58分<2分

先週末、三足の草鞋の二足目の用事で、東京に行ってきました。
それはもう楽しかったのですが、友人に会う前に時間があったので、見てきました。
「劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」


なんですけど。


あの、今ここをご覧の方で、もしこの先この作品を見ようと思っておられる方がいらしたら。
このことを私は声を大にして言いたい。



行くまでネタバレを踏んじゃ駄目だ!


上映時間2時間の間に、実に色々な出来事があり、展開があり、演出がありました。
ええもう色々なことがありましたことよ。
でもあの映画は、その1時間58分よりも、ラスト2分が全てだ。
このラスト2分を先に知ってしまうと、それまでの1時間58分は無意味。
それを知った上で見てしまうと、1時間58分は味けも何もなくなってしまう。
そういう映画なので、上映が遅い地方の皆様は、できうる限りネタバレを踏まないことをお勧めします。
ええ、お勧めしますとも。




でも、一言だけ叫びたいので、追記に書かせてください。
携帯などから閲覧の皆様は追記伏せができないので、十分お気をつけを。

それでは、行きます。



















この先の追記を見た方からの苦情は受け付けません。
posted by Sae Shibazaki at 21:20| Comment(0) | 映画感想

2009年12月15日

みんなワンピと大きくなった

12月12日は、大変悩ましい一日でありました。
ウルトラ、ライダー、ONE PIECEが同日封切りなんて、どれから見にいったらいいんだい。
全国の小さなお友達やその親御さん、そして大きなお友達も頭抱えたのではないでしょうか。
でも、多分皆さん出した答えは同じことと思います。
その証左が、これ。


Image064.jpg
劇場に押し寄せたご同志が思うことは、もうこの一言に全て集約されるよな、と。


みんな0巻がほしいんだよ!


というわけで、日曜13日の業後、レイトショーに行ってきました。
午後9時30分開始というのに、満席。
ぎっしり埋まった座席の顔ぶれを見て、正直びっくりした。


428席、全部同年代。
間違いなく全員、20代から30代。
そしてそのうち、9割5分がカタギ。(長いことオタクをやっていますので、カタギとオタクは大体一見で判ります)
自分みたいな大きなお友達、極少数。


連載開始から12年。
みんなワンピ読んで大きくなったんだろうなと。
(というか、今の小さい子がワンピを最初から自分のお小遣いで追いかけることは至難の業のわけで……)

各地で満員御礼続出、大フィーバーのニュースを見るにつけ、出てくる結論はやっぱり「尾田がやるなら見に行こう」なわけで。
それをひっくり返すと出てくる結論は(自主規制)ですから、特撮者として某社さんの作品を腐るほど見てきた身としては、色々と忸怩たる思いがあるわけですが。
それはともかくとして、ネタバレしない感想として、一番思ったことはこれだ。


そりゃあゾロにスーツを着せてネクタイ締めさせられるのは、原作者だけだな。
ゾロとルフィに、銃撃たせられるのも、原作者だけだよな。


あのシーンは絵面として、それはもう痺れるくらいかっこいいんですけど、あれができんのは原作者本人だからだよ。
キャラクターの最も根本である造型を逸脱できるのは、そりゃあ原作者だけだ。
あれは他人にはできん。
そしてネタバレ的には、0巻を含めて思うことはただ一点。


腐れてるわけじゃないけど、思うことはただ一つ。
posted by Sae Shibazaki at 13:30| Comment(0) | 映画感想

2006年03月09日

本当にこれでいいのか

ご無沙汰しておりました柴崎です。
体調の方は、まあ何とかというところです。
感想書くには、あまりにもテンションが下がっておりまして。
その原因は、治りかけのところで見た『ミュンヘン』

あれは堪えた…………。

一番堪えたのは、ミュンヘン事件の犯人が「我々の声が世界に届いた」という言葉。
11人もの人間を、あんな風に惨殺しなければ、誰にも聞き遂げられない「声」がある。
それだけの命を犠牲にしなければ、誰にも目を向けてもらえない「叫び」がある。
その虐殺を肯定することはあってはならない。
しかしその「叫び」は、その「声」は、打ち捨てられていいものでもなく。
けれどもその「声」を汲めば、他方に同様に虐げられ打ち捨てられる者が現れる。

その現実が堪えた。

語りかける言葉はなく。ある意味ではストーリーさえない。
ただ映像だけが、現実を突きつけてくる。
そしてただ一言だけ突きつけてくる。

「本当にこれでいいのか」と。

それに対する答を私はもたない。
いいわけがない。
でも、否とした時に、突きつけられた問題をどう解決するか、ということに対して、その答をもたないから。

だからひたすら、考えていくしかないのだと思う。
どうしたらいいのか、と。

今回この映画を見にいった最大の理由は、今書いているものが、どうしても「テロ」というものと不可分だからなのですが。
この現実をどう飲み下し、どう私が描くは、あとは私の器量と技量だなと思う。

やっぱり人が死ぬということは、重い。
posted by Sae Shibazaki at 00:00| Comment(0) | 映画感想

2005年10月13日

オヤジ万歳

今日は本題の前に、ちょっと愚痴ってもよろしいですか。
あのですね、多分当人はここを見てはいないと思うんですが、一応書かせてください。

私の本、ネットオークョンに出すのはやめてくださらんか。

そんなわけですので、一応書いておきます。
前サイト名義で私が発行しました同人誌ですが、コピーを除きまだ在庫はしっかりとございます。
このサイトの性質上、通販情報は一切上げておりませんが、もしもまだ購入されたいというありがたい方がいらっしゃいましたら、「通販情報希望」と書いてメールアドレスを送っていただければ、ご案内を差し上げますので、よろしければどうぞ。

さて、前フリが長くなりましたが、本題。
先日見てまいりました『頭文字D』劇場版。
最初宣伝ポスターを見た時に、「な、なんで香港映画?」という疑問が離れなくて、どんなもんかなー、と思っていたのですが、そんな私に江草氏はこう言われた。

「試写会に行った方に聞いたんですが」
「はい」
「親父がイイそうです」


「文太がイイなら、それは何としても行かねば!」


拓海のためでなく、涼介さんのためではなく、文太のため。
18歳の若き天才走り屋のためではなく、知的で美形で大病院の跡取り走り屋のためではなく、豆腐屋の親父のため。

一も二もなく、親父のためなら見にも行こうという私は、どんだけオヤジスキーなんだ。

そんな親父への期待でワクワクテカテカ状態で行きましたレイトショーですが。
出てくる感想は、やはりまずこれ。



オヤジ最高!



このサイトのお越しのオヤジスキーの皆さん。
あれはオヤジスキーには外せない映画です。
ななななななんなんだ、あのセクシーでえろえろで最強で飲んだくれなオヤジは!
峠に生き、愛のために走りを捨てた伝説の走り屋、秋名の神、藤原とうふ店店主・藤原文太。

もうサイコーーーッす!(ぜえぜえ)

役者さんも渋くて、雰囲気があって、とても素敵。
あの演技で某映画祭の助演男優賞獲得したのも頷けるもの。

ただ原作の文太が好きな方には、不満がおありかも。
原作の文太は、どっちかというとストイックでミステリアスでぬらりひょんな人なので、「あんなエロオヤジじゃない〜〜〜」と叫ばれる方もおられるかもしれないけど。
私としては、どっちも好みだ。
そして映画の方が、より藤原親子の関係が濃密で面白いです。
息子も父も、ああやっててお互いのことが大好きなんだなあ、というのが伝わってきて、とてもイイ。

…………まあおかげで、準主役を張るべき涼介さんの影が、えらく薄い気がしますが…………。
次回作がありそうな終わり方だったので、ぜひとも次は今回出てこなかった弟の啓介さんともども、頑張ってほしいものだと思います。
(そういう点で、イニDに萌えてらっしゃる方は、皆様不満がおありなのではないかと推測いたします)

ストーリー的にも判りやすく、端的に熱く、原作を知らない方でも十分楽しめるのではないかと。
私の中では、色々見た今年の映画で、現在最大ヒット。
私個人としては、役者さんに思い入れがなければ、日本語吹き替え版で見られた方がいいと思います。
やっぱり舞台が全編日本だけに、日本語で聞いた方が違和感ないと思うんですわ。

で、そんな日本語吹き替えなんですけど。
そんな親父の声が、どうも聞き覚えがあるのだけど、思い出せない。
うーん、うーんと心のどこかで唸っておりましたら、エンドロールのキャストを見て深く納得しました。


ウ ル ザ ー ド か !


やはり親父つながりということで、ファイナルアンサー?
posted by Sae Shibazaki at 00:00| Comment(0) | 映画感想